べつの場所では年末恒例で書いている「ことしの私的10大ニュース」を、一部表現をかえて、今回からブログでも公開することにしました。
1/ 息子が幼稚園を終え(3月)、小学校に入学(4月)
幼稚園児から小学生に移行することは、自由で気ままな幼年時代を終え、余儀なく社会的制度のなかに入ってゆくようで、成熟を拒否している父親としてはつらい思いさえしました(笑)。≪もうとぶまいぞこの蝶々≫という感じです。しかし、成熟を拒否している父親とはちがって、息子はほとんど問題なく、たのしく小学校にかよっています。
2/ 娘が1歳になる(3月)
あっというまに1歳になりました。赤ちゃんでまだ生得的な能力しかもっていないころは、なにもわかっていないようでいて、それゆえにかえってすべてがわかっているような、あたかもまだ神の領域にいるかのようだった娘が、いまでは、あるきかた、話しかた、わらいかた、ふざけかたまで、妻や息子やわたしとそっくりになってきて、「うちの子になった」という感じです。
3/ 北京大学に出張、25年ぶりの中国再訪(9月)
北京大学での研究会で発表してきました。経済発展で中国はさまがわりしていましたが、それでも、根幹の部分は同じという気がして、なつかしく、うれしい思いをしました。特筆すべきは料理や酒が安くておいしいこと。またふとってかえってきました。
4/ フランシュ=コンテ大学およびパリ第13大学に出張(10月)
こちらでも一応研究発表をつとめてまいりました。ブザンソンにゆっくり行くのははじめてでした(たった1度だけ、ディジョンのついでにおとずれたことはありましたが、あまりゆっくり雰囲気を味わうことはありませんでした)。中世からの名残りをのこすまちで、たいへん気にいりました。
5/ フランス文学会の常任幹事任期満了、しかし組織改革検討委員になる(5月)
5月下旬の大会でフランス文学会の常任幹事職の任期が明けることになり、ほっとしたのもつかの間、経験者の横すべりポストである組織改革検討委員会に入ることになり、お礼奉公がつづくことになりました。
6/ チュニジアでの学会に参加できず(11月)
昨年かぎりで人文社会科学セッションは廃止されるという情報を一旦は得ていた学会が、一転して今年は第10回記念として全面実施され、今後も存続されることがきまりました。しかし残念ながら、そのときには他の海外出張の約束をしてしまっていたので、けっきょくことしも行けませんでした。
7/ フランス語学会談話会で発表(7月)
1か月まえに急な依頼をうけ、大胆にもひきうけてしまいました。ちょうど進行中だった研究テーマで、なんとか発表しました。かつては必死で準備していた学会発表ですが、いまでは図太さのほうが原動力になりました。以前は学会や研究会がおわったあとの酒席でかろうじて話題にできたような内容を、いまでは堂々と論文に書いているのですから、「図太い」というより「ずうずうしい」域まで達してしまったかもしれません。としをとるということは、こういうことなのかと思います。
8/ 住宅ローン一括くりあげ返済(1月)
設定されていた固定金利期間が満了し、変動金利になると、金利がかなり上がるのでばかばかしくなり、貯金をはたいて一括返済しました。あまり積極的に銀行とつきあいたくないわたしとしては、やっと肩の荷がおりる感じです。しかしもちろん、住宅ローンをくまなければいまの家は手にはいりませんでしたから、貸してくれた銀行には感謝しています。
9/ 立教大学(文学部仏文学専修)に非常勤出講(4月から)
尊敬する先生から依頼をうけたので、時間がきついことは覚悟のうえでひきうけました。いろいろな意味でこれまで経験したことのないタイプの大学ですので、あらたな刺戟をうける機会になっています。
10/ 髭郁彦さん、川島浩一郎さんとの共著教科書の新版が駿河台出版社から刊行されることに(5月以降)
徐々に改訂はつづけていましたが、本格的には6月から9月にかけて、新版の仕上げの作業をしました。おくづけの日づけは4月1日ですが、流通の都合上、年末のうちに印刷所から出てきました。1月中旬ころまでに順次各方面に献本を送りますので、いましばらくお待ちください。
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